勉強法

2020年02月19日

家庭が高額の家庭教師を依頼するときの注意というものはあるのである。
ここで、高額とは、おおよそ1時間(税抜)2万円以上程度。
イメージとして、受験指導のベテランクラスといっていいだろう。

私もそうだったので、事情を知っている。その話をしよう。
中学受験、高校受験、大学受験を問わず、高額の家庭教師には共通点がある。

短期間で成績が上がらないとすぐくびになるのだ。
つまり、直近の試験で成績を上げなくてはならないのだ。例えば、中学受験生なら、たいてい塾に通っており、毎週テストがある。それに成績向上の結果がでなければ、すぐに家庭から契約を切られてしまうのだ。

そして、プロの家庭教師は、短期間で成績を急上昇させるすべを知っている。かなりの確率で成績を上げることができるのである。しかし、それは本当に実力がついたとは言えない。

(これは、私の個人的意見ではない。ある超ベテラン講師は、何か月も先の入試のことなど考えていられないと正直に私に話した。)

だから、それでやる気がでて、勉強していくなら本当に学力が身についてくる。
しかし、自分ができるようになったと過信するなら、かえって依存的な学習になるだけだ。急に成績が上がっても、それは表面的な成果にすぎないのである。

したがって、まずいやり方は、怠け者の生徒に、テスト前に臨時で依頼するというやり方だ。例えば、名門私立中学の生徒で、頭脳は優秀だが勉強する気がなく、小学校の算数的な発想が抜けない生徒に、定期試験の前だけ数学のテスト対策を依頼するといった場合である。

教えるほうがどんな達人だろうが、勉強するのは生徒本人だ。
実際、塾や予備校や家庭教師で、成績が上がらず、自信を失っている受験生は多い。

重要なのは、勉強なんてちょろいと思い込むことなのである。
それで、やる気がでて地道に勉強していけば、本当に成績が上がってくるのである。
そのきっかけになるために、依頼するというのが望ましい。つまり、勉強のやる気、意欲と自信(自己効力感)、学習のペースと勉強方法を学ばせるのがよい。


xnomb at 12:49 

2018年07月19日

★理科(数学もだが)の試験勉強においては、理論や知識と、問題演習の
両方が必要だ。

・どちらか一方では不足である。

Y君の場合、化学の問題演習はやるが、知識が身についていない。

問題を解けばできるようになると思っている。だがそれは基礎知識が
理解し身についていることが前提である。
ただ問題を解き、答えをみてわかったつもりになっている。

こうして、実力が身につかず、浪人して基本の重要性がやっとわかってから塾にくる生徒はいくらもいる。。

S君の場合、生物の問題演習が不足していた。

テキストで学んでいることは大切だが、それだけで足りない。
実際の問題を解いている中で、何を勉強していけば良いかが
わかるのである。



xnomb at 15:03 

2018年03月20日

教えていると、言われたようにやればできるのに、どうして生徒ができないかのか思うことがある。

指導者は、生徒より経験が豊富である。
だから、自分のやり方でやる方が良いことを知っている。
これは、しばしば正しいだろう。

しかし、相手は自分とは違うのである。
そして、言われたようにできないことがあるのだ。

それがわからずに、なぜ言われたようにやらないんだと言っているうちは指導者として三流である。




xnomb at 14:32 

2017年12月15日

今回は自分の受験の経験から述べてみたい。

1.受験勉強の基本

大学受験生の時にやれば良かったことが一つある。

それは、もっと教科書をやれば良かった。

特に数学など、問題集(チャート式など)を解いていた。

教科書傍用の問題集の4STEPや、赤チャートなど、とてもよい問題集(演習本)だったと思う。
入試問題が解けるようになったからだ。

基本的な解法など、問題を解きながらでないと身につかない。

しかし、それだけでは足りなかったように感じている。
その分野の全体像をつかむには、教科書が最適の教材の一つである。

教科書を読み込んで考える習慣をもっとはやく身につけるのが近道だった。

では、なぜ受験勉強をしている時には、そのことに気づかなかったのだろうか。続きを読む

xnomb at 09:54 

2017年03月28日

現在の高校のカリキュラムだと、物理だと「物理基礎」と「物理」がある。
これは、一つながりのもので、まず物理基礎を履修してから物理を履修するわけだ。

ところが、、、

例えば、物理基礎をとらずに、物理を履修する生徒がいる。

これは、高校2年までに、他の科目の「基礎」(生物基礎、化学基礎、地学基礎)は履修したが物理基礎を取らなかった(取れなかった)場合である。

すると、それで高校3年で物理を取ると、基礎的なことがわかっていないので授業が理解できなくなる。

これは、数学で一学年飛ばしたようなもので、力学、熱力学、波動、電磁気と全部わからなくなってしまうのである。

同様に、「化学基礎」をやらずに「化学」を履修した場合も同様で、物質量や溶液の濃度など基礎的なことが理解できていないので、計算問題を解くのが大困難になってしまう。

これはカリキュラムにも、その名称にも問題があるのだが、高校の授業の時間割や選択科目や進路の選択などによってそうなってしまうことがあるわけだ。

この場合は、「基礎」を学んでおくことが必要になる。また履修していたとしても、あやふやな場合は復習が必要である。

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2014年11月25日

あまり言われないが、誰もが知っていることを書こう。

名門中学に入学した生徒でも、入ってからの学力は大きな差がある。
これは入学してからの勉強の違いによると考えらえる。

入学した時点では、難関の入試を経ておりかなり素質があるといえるのである。

さらに、皆同じ授業を受けて、同じような勉強をしているのである。
しかし、その中でどれだけ学んだ内容を身に着けているかなのである。
つまり、どれだけ復習しているか。わかったと思ってからどれだけ勉強しているかが重要になるのである。

勉強の差はごく小さな差の積み重ねである。

では、なぜ、生徒によって差がでるのだろうか。

それは、一班に、「わかった」と本人が思った時点ではまだ学習が不足しているのである。それから復習し、問題を解いて定着をしていることを確認してから次に進まないといけないのだ。


それに、いつ気がつけるかで、高校以降の成績は大きな差がでてくることになるだろう。

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2014年10月31日

★数学の入門者向けの勉強法について書いてみました。


これから始める人や、勉強の期間が空いている人が

なんとか数学ができるようになるには、どうしたらよいか、考えてみたのですが、

やはり、これも人それぞれというしかないのです。



偉い人がこういっていたから、自分もするというやり方で、うまくいかないことは、

金融投資でも、自己投資でも全く同じことです。



だから、自分の判断で、自分が一番よいと思ったことをするのが一番です。



そこで、参考になるかもしれない、おおまかな話だけします。


これからの数学の勉強法について、初心者の場合どうすればよいかですが、

一般論としては次のようなことがいえます。


いくつもありますが、実行しやすいものをあげてみます。


1.手で書いて考える。

これが最も重要だと思います。どの分野でも単に本を読んでいてもなかなか頭に入ってこないものですが、、とりわけ数学は書いて考えることが大切です。

受験生は特にそうです。勉強の期間が空いている人、数式に慣れていない人はますますそうです。



2.授業を受ける。あるいは人に聞く。

テレビなどもよいと思います。わからないことは人に聞くのが一番ですね。


3.ノートのとり方を検討する。

といっても、どうしてよいかわからないと思います。

まず、問題集や参考書の例題の解答例をそのまま写してみる。


そうすると、書かなくてはいけないこと(自分が書かないですましていること)や、

どこを省略しているなどがわかります。それをまず元にして、

なんとか答案が書けるようになったらもっとよいやり方を考えるようにするとよいでしょう。


4.説明する。人に教える。

人に教えるのは、学びの最短距離です。説明できてようやく理解できたといえるのです。

表現することがなにより重要ですね。


5.反復する。

継続は力なりというとおりです。


さらに、参考書を読むときや、問題を解いていて、わからないところは

こんなことをするとよいでしょう。


6.ある程度考えたら答えを見る。

解説を見ながら考えるわけです。

ただ、これは解説を読んでわかった気になっているだけという危険性もあります。

それは、自分で説明できるようにすればよいでしょう。


7.問題を解くときに、わかっている条件をすべて書きだす。

これが重要で、試験に強くなれるかは、これで決まるといってよいでしょう。



ある程度調子がでてきたら次のこともやってみたらいいと思います。


8.わからないところは、そこを飛ばして次を読む。

わからないとき、それだけに注意して先に進まなくなると遅れてしまいます。

一通り通してやってから、わからなかったところを読むとわかることもあります。


9.勉強の目標を考える。
自分に何が必要かを考えることです。

解法の確認であれば、計算はしないというやり方もあります。解ききることが目標なら最後までやることです。問題研究なら、もっとよいやり方がないか、答案作成が目的なら丁寧に答案を書く練習が必要です。そして、試験対策なら時間内に解くことや、どの問題から解いたらよいかといったことを普段の学習や模擬試験を使って試みるわけですね。


10.数学を楽しむことを考える。

新しい知識を得ることも楽しいし、できなかった問題が解けるのも楽しいものです。


結局、自分でいろいろ考える。
数学はこれに尽きると思います。

xnomb at 20:43トラックバック(0) 

2014年09月14日

一般に、理系の学生は、数式処理で公式を理解するわけだ。しかしそれがすべてではない。
ある生徒は、図形的な理解ではじめて納得した。
私に言わせると、これは、歴史的には数学者がやってきたことである。
続きを読む

xnomb at 11:27トラックバック(0) 

2014年05月01日

学習を加速化する技の一つを書いてみます。
それは、自分の本棚の一番手の届くところに、
自分のレベルを上回る本を置かないということです。

意欲のある若者が背伸びしたがるのは常で、そうでないと
進歩できないでしょう。しかし、数学の初歩がわからないのに、
ゲーデルの不完全性定理を知りたいとか、やはり無理があるのです。
いろいろな不備が指摘されても、小学や中学や高校の教科書は年齢に相応したもので、とりつきやすいです。

受験でも、基本ができる前から、やたらと高度な本や問題集に手を出すのはかえって非効率になります。

もちろん、辞書や、高度な参考書もあったほうがいいのです。
しかし、自分がいつも使うのは、自分に合ったレベルの教科書や参考書や問題集だけに絞るわけです。

こうすると、徐々に実力がついてくるわけです。

xnomb at 08:56トラックバック(0) 

2013年09月02日

ゆとり教育が終わり、現在の高校二年生から、カリキュラムが変わった。

それで、高校の生物の教科書(東京書籍版)を見ると、内容が著しくレベルが上がっている。遺伝や代謝についても詳しいし、バイオテクノロジーとかも書いてあり、社会人が読んでも読みごたえのある内容で面白い。まるで、大学の教科書みたいだ。

だが、逆にいうと、一部の生徒には少し難しすぎるかもしれない。

例えば、新しい教科書では「電子受容体」といった用語がでてくる。
今までは高校では、「酸化剤」というのが普通だった。
というか、高校の理科では生物の代謝について化学の見地からは詳しくやってなかった。

だが、大学のテキストでは、「現在の太陽光は、植物にとって還元力が強すぎる」などと言った記述がでてくる。これは、日陰を好む植物が存在する理由の一つだが、これなど、高校化学で酸化と還元について学んでいないと、文章が意味不明である。

高校の教科書の内容が大学とつながっているのはいいが、それは
内容をきちんと理解しているということが前提だ。

そうでない場合、安直に暗記科目としてすまそうとしてきた生徒にとっては、かえって理解が難しいし、結果として大学へ進学しても、大学の授業がなんだかよくわからないといったことになりかねないように思える。



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2012年10月03日

高校数学のテストで、基本問題ならできるが少しでも応用問題になると解けないという生徒がいます。

単に応用ができないという場合でも、どのようにできないのかは、生徒によって異なり、まず原因を特定してそれに対して対策をとる必要があります。

具体的には、どのような場合があるでしょうか。

まず、基本が理解できていないということです。やり方だけ覚えているわけですね。
学校の授業が全然理解できない。それで、テスト前に必死に勉強して、テ一夜漬けの勉強でなんとかやさしい問題は解けるが、
テストが終わるとすぐに忘れてしまう場合など、この可能性が高いです。

実はこのようは場合は、高校だけでなく、中学数学で躓いている可能性があります。相当前から復習しなければならないことになることも多いのです。

次に基本が理解できているが、すこしひねられた問題がでるとできないという場合があります。

その時は以下の場合があります。

1)問題文をきちんと理解できない。問題がなんであるかわからないのです。
この場合は問題に慣れていないときもあれば、読解力に欠けていることもあります。

2)問題は理解できるが、解き方がわからない。できない場合です。
きわめて多い場合です。しばしばあるのが、以前学習したことと結びつけて考える場合です。以前学んだことが、手を変え品を変えでてくるというのが数学の特徴です。数学は積み重ねの教科(本当は全部の教科がそうなのですが)と言われるゆえんです。

もう一つは、計算力がないという場合です。これもよくあることですが、計算力についてもいくつかの要素があります。

・小学校6年のレベルの四則演算(算数の計算)
・中学校のレベルの文字式・方程式の計算
・高校1年レベル(旧過程では、2年まで含む)の式と計算

です。さらに
・計算ミス(ケアレスミス)をしないか。
これも大切で、まず計算ミスをなくそうという気がないと改善しません。

このように、生徒によって原因が様々です。
その上にその生徒自身の性格、生活、勉強の癖(学習法)などが
加わります。

それを見ながら、実際の指導ではその生徒に何ができるか、これからまず何をするかを決定していくわけです。


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2010年08月07日

★数学の入門者向けの勉強法について書いてみました。

これから始める人や、勉強の期間が空いている人が
なんとか数学ができるようになるには、どうしたらよいか、考えてみたのですが、
やはり、これも人それぞれというしかないのであります。


偉い人がこういっていたから、自分もするというやり方で、うまくいかないことは、
金融投資でも、自己投資でも全く同じことです。


だから、自分の判断で、自分が一番よいと思ったことをするのが一番です。


そこで、参考になるかもしれない、おおまかな話だけします。

これからの数学の勉強法について、初心者の場合どうすればよいかですが、
一般論としては次のようなことがいえます。

いくつもありますが、実行しやすいものをあげてみます。

1.手で書いて考える。
これが最も重要だと思います。どの分野でも単に本を読んでいてもなかなか頭に入ってこないものですが、、とりわけ数学は書いて考えることが大切です。
受験生は特にそうです。勉強の期間が空いている人、数式に慣れていない人はますますそうです。


2.授業を受ける。あるいは人に聞く。
テレビなどもよいと思います。わからないことは人に聞くのが一番ですね。

3.ノートのとり方を検討する。
といっても、どうしてよいかわからないと思います。
まず、問題集や参考書の例題の解答例をそのまま写してみる。

そうすると、書かなくてはいけないこと(自分が書かないですましていること)や、
どこを省略しているなどがわかります。それをまず元にして、
なんとか答案が書けるようになったらもっとよいやり方を考えるようにするとよいでしょう。

4.説明する。人に教える。
人に教えるのは、学びの最短距離です。説明できてようやく理解できたといえるのです。
表現することがなにより重要ですね。

5.反復する。
継続は力なりというとおりです。

さらに、参考書を読むときや、問題を解いていて、わからないところは
こんなことをするとよいでしょう。

6.ある程度考えたら答えを見る。
解説を見ながら考えるわけです。
ただ、これは解説を読んでわかった気になっているだけという危険性もあります。
それは、自分で説明できるようにすればよいでしょう。

7.問題を解くときに、わかっている条件をすべて書きだす。
これが重要で、試験に強くなれるかは、これで決まるといってよいでしょう。


ある程度調子がでてきたら次のこともやってみたらいいと思います。

8.わからないところは、そこを飛ばして次を読む。
わからないとき、それだけに注意して先に進まなくなると遅れてしまいます。
一通り通してやってから、わからなかったところを読むとわかることもあります。

9.数学を楽しむことを考える。
新しい知識を得ることも楽しいし、できなかった問題が解けるのも楽しいものです。

10.自分でいろいろ考える。
数学はこれに尽きると思います。

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Profile
梶川信夫
学問とビジネスに成功を収めようとして努力している若者を応援しています。

昔も今も、星(スター)を探す科学少年


本名:梶川信夫

1959年生まれ
筑波大学卒業。
筑波大学大学院修士課程環境科学研究科修了
東京都立大学大学院博士課程(生物学専攻)修了 博士(理学)

大学院の終了後は主に中学受験対策を行う学習塾へ就職。その後、
専門学校、家庭教師などを小学生から社会人まで幅広く教えました。

2007年12月より、理系受験専門の個人指導予備校「梶川塾」を経営。


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