雑感

2018年03月20日

教えていると、言われたようにやればできるのに、どうして生徒ができないかのか思うことがある。

指導者は、生徒より経験が豊富である。
だから、自分のやり方でやる方が良いことを知っている。
これは、しばしば正しいだろう。

しかし、相手は自分とは違うのである。
そして、言われたようにできないことがあるのだ。

それがわからずに、なぜ言われたようにやらないんだと言っているうちは指導者として三流である。




xnomb at 14:32 

2018年03月13日

【米朝会談のシナリオ】
アメリカと北朝鮮の首脳会談が行われるそうだ。状況が不透明だが、いくつかシナリオと影響を与える項目について書いてみたい。(将来考えが変わるかもしれないが、あくまで現時点での感想である)

いくつかの可能性があり、5つのシナリオを示す。

1.不調に終わる。
2.会談は成功し、北朝鮮は核を放棄する。
3.北朝鮮は核を放棄するが、その代わり、米韓同盟は破棄される。
4.北朝鮮の核武装を容認する。ただし、ICBMの配備は認めない。
5.交渉は決裂し、戦争になる。

状況は流動的だが、日本は起こった出来事にたいして対処していくしかないと言える。
私は、結局北朝鮮の核を限定的に認めざるを得ないことになるかもしれないと思っている。


1.不調に終わる。
会談は結局行われないかもしれない。また、行われても物別れに終わり、現状のまま推移するということが考えられる。一番ありそうに思える。

2.会談は成功し、北朝鮮は核を放棄する。
金正恩にとっては日米の圧力に屈した形になる。しかし米国からの攻撃は避けられ、金正恩政権は生き延びることになる。私は、この可能性も少しはあると思う。アラファトも妥協した。ハト派は譲歩できないが、タカ派は反対はを押さえつけることができて和平に応じることがあるのだ。

3.北朝鮮は核を放棄するが、その代わり、米韓同盟は破棄される。
北朝鮮は、米国からの安全保障として沖縄からの撤退も要求するかもしれない。この可能性もわずかだがある。おそらくこれが米国が検討している最大限の譲歩であろう。

4.北朝鮮の核武装を容認する。ただし、ICBMの配備は認めない。
これは、やむを得ぬ場合には、米国が安全なら日韓は核で脅かされても仕方がないという選択もあり得る。

5.交渉は決裂し、戦争になる。
この場合、米国の勝利はほぼ確実だが、大軍による戦争準備には時間がかかる。このため、しばらくは双方とも(特に米国は)交渉で時間稼ぎをする可能性が高い。

シナリオに影響を与えそうな項目を以下に述べる。

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xnomb at 14:55 

2017年11月06日

(要約)進路については、自分がやりたいことで、自分が行ける範囲で一番レベルが高いところに、ためらうことなく、迷うことなく踏み込むことである。

学歴と野球という、一見なんの関係もないように見えることについて検討してみよう。
プロ野球選手には、高校を卒業してすぐに入団する選手と、大学や社会人野球から入る選手がいる。では、一般的には、甲子園で活躍した球児は、どうしたらよいか。もちろん、学歴と野球は関係が全くないので、勝手にしろなのであるが、実は、選手本人にとっては、相当真剣に検討すべきことがある。

まず、超一流選手についてみると、高校からすぐに入団した選手ばかりではなく、大学や社会人から入った選手もいることがわかる。江川卓氏や、落合博文氏がそうだ。古くは長嶋茂雄氏も大卒である。

しかし、その次のランクとなると、高校を出てすぐプロになった選手が圧倒的に多いのである。

日本の大学スポーツは世界的にもレベルが高い。野球は特にそうだ。しかしそれでも、プロの方が優れているのである。それでおまんまが食えているいう事実は甘くみてはならないのである。

これは、微差といったどころの話ではない。もしこれからプロとしてやっていくとしたら、素質も努力も抜群のプロ選手の中でやっていくのに、絶対に無視してはならない格差である。

つまり、高校を出てプロで成功したいならすぐプロ野球に進んだ方が有利であるということである。

ここで注意することがある。

1)プロ野球の監督やコーチには、高学歴のものが多くいるということである。
これから、何も考えなければ、大学をでてから行っても同じくらいかそれ以上によいと思うかもしれないのである。

2)プロでうまく行かない場合の保険として大学に行こうという考えもある。しかし、これは二兎を追うものは一兎をも得ずということになりがちである。

2013年日本シリーズを制した楽天イーグルスの田中将大選手は、高校時代、駒大苫小牧高校のエースとして甲子園の決勝で投げている。その時の相手チームの投手は早稲田実業の斎藤祐樹選手である。

斎藤選手はハンカチ王子として大人気となり、本が何冊もでるほどだった。斎藤選手は早稲田大学へ進み、大学野球で活躍した後、プロ野球に入ったが怪我をしてしまい、一時は二軍中心の不本意な成績だったようだ。
その後復活したが、田中選手ほどの活躍ではないといえる。

一方、田中将大選手は高校卒業後すぐにプロ野球へ入り、大活躍することになった。
さらに、大リーグにも高額の契約で移籍し、ヤンキースで活躍している。


もっとも本人たちは、進路の選択でどの程度考えたかは知らない。大学は面白そうだとか、ドラフトに指名されたので、「大学で講義なんか聞かなくて済むし、プロになれは、給料がもらえて車も家も買えてラッキー」ぐらいの軽い気持ちで決めたのかもしれない。(笑)

だが、野球に限らず、もし私が有為な若者に何かアドバイスをするとしたら、自分がやりたいことで、自分が行ける範囲で一番レベルが高いところに、ためらうことなく、迷うことなく踏み込めというだろう。(^^)


xnomb at 17:37 

2017年10月29日

アメリカ軍機の事故について、日本側があまり検証できていないことについて、マスコミは、地位協定があるとしているが、私に言わせると、地位協定に関わらず、日本側は検証をしないほうが良いと考える。

日本は米軍機の軍事機密を知っているのか。何を積み、どんな形をしているかも知らないのではないか。特に放射性物質についてである。自衛隊と共通の装備が多いとはいえ、すべて同じではないはずである。これで、事故の検証などさせたら、捜査員が危険にさらされてしまう。例えば放射線被曝の可能性が大きい。

日本の警察はそんな知識がないとすれば、検証はアメリカ側に任せるべきであろう。

xnomb at 14:46 

2017年10月06日

大学入試を改革するならやってほしいことがある。それは、入試科目の外国語の科目変更である。はっきりいって、時代錯誤である。その上、英語偏重だ。

平成26年度のセンター入試の外国語筆記の科目と受験者数を見てみよう。

英語 525,217人
ドイツ語 147人
フランス語134人
中国語  449人
韓国語  161人


まず、いくらなんでも英語が多すぎる。英語が重要なことは論をまたないが、世界には英語が通じない地域がたくさんあるのである。

また、日本の学校教育では、伝統的にアジアの言語は軽視している。
これがアジアへの軽視と無理解につながっていると思う。

必要性を考えるならば、英語の他、中国語、ロシア語、スペイン語、アラビア語、ヒンディー語を重点言語として取り上げるべきだ。韓国語、ドイツ語、フランス語よりもである。

特に韓国語とか、選抜するのに必要ないと思う。

語学は若いときにやるのがよいので、特にアジアの言語を中学高校でやること自体は良いと思う。
だが、それは選択科目で、タガログ語とか、インドネシア語とか、ベトナム語とかタイ語とともに韓国語があってもよいのある。

本学的な学習は大学に行ってからでよいと思う。






xnomb at 21:51 

2016年03月12日

今年度から東京大学では推薦入試が、京都大学では特色入試が始まった。

1.東大は100名の募集で合格77名だった。初回にしてはうまくいったのではないか。条件が厳しすぎて志願者が少なかったということはあるが、これは調整していけばよいわけだ。
京都大学も同様で、定員割れが続出したようだが、これも次年度以降考えればよいことで、従来の入試で一律にやるよりよほどよい。

2.ただし問題点もある
京都大学の特色入試において、数学が難しすぎるという声があったようだ。私は、これははっきりいって問題があったと思う。

理学部だっていろいろあり、野外で地形や地層の調査をする人もいれば、植物の分類をする人もいるわけだ。一般入試の問題ですら難しいのに、それに輪をかけたぐらいではない、猛烈な難問では、一部の才能しか見れないのではないかと思う。

ただ、もし数学や物理学の早熟の天才だけを探そうというのなら何の問題もない。彼らに高校レベルのテストなど必要ない。

京大特色入試に超難問 数学の筆記試験“五輪級”:京都新聞



また、このような入試で入った学生にたいしてフォローはあるのか。これは他の学校でも同じである。一芸があるからと入学させて、あとは自分でやれとは無責任である。

3.あと、個人的な興味なのだが、合格者の高校は、やはり名門進学校が抜きんでている。これは一般入試と同様である。ただし、もちろん一般入試では拾えない地方の秀才も合格しただろう。

東大推薦入試77人の「天才」たち:サンデー毎日


>東大の推薦は、1校当たり男女1人ずつという縛りがあります。開成や灘などの『トップ10』で全合格者の3割を占め、さらに関東の学校の集中や男子学生が多いという、偏った状況を改善するための制度設計といえます

マニアか業界関係者ぐらいしか興味がないと思うが、教育産業の対策についても書いておく。

予備校は今回は、対策がおおむね追いついていなかったようだ。
というか、はっきりいって、レベルが高すぎて手も足もでないという状態ではないかと思う。

そんな中で、ある塾の合格者が突出している。慶應大学のAO入試でも評判の塾なのだが、どうやったのだろう。知りたいものである。

2016年度東大推薦入試合格者詳細 AO義塾とは?:東大学歴研究会


xnomb at 20:52トラックバック(0) 

2015年10月17日

ノーベル賞がとれそうな日本人はまだまだいる。

しかし、今までの遺産であるともいえるのだ。

今後の科学立国のために、できることはないだろうか。

これはやばすぎる:日本の工学系論文数はすでに人口5千万の韓国に追い越されていた!!:ある医療系大学長のつぼやき


(ここから)
この5月に国立大学協会に提出した報告書では、日本の学術論文数が惨憺たる状況になりつつあり(人口当り論文数の国際ランキングは35位以下)、その最大の要因は、大学の研究従事者数および研究時間が海外諸国に比べて少なく、かつ減少していること、そして、財務的には大学への基盤的な公的研究資金(特に国立大学への基盤的運営費交付金)の減少の影響が大きいことを示しました。
(ここまで)



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2015年09月24日

STAP細胞ができないことが最終的に明らかになった。

STAP revisited. nature. vol. 525 7570
http://www.nature.com/news/stap-revisited-1.18400


今回、論文をねつ造した小保方氏の上司で、この事件では責任を感じて自殺した笹井芳樹(ささい よしき)氏がどうして騙されたかについて書いてみたい。

ただこれは、あくまでも、日本の科学技術の発展のためである。

私は、日本が誇る発生学者で、自分が名前を連ねているといっても、己が知らないところでの部下の不祥事について、自ら命を絶って詫びているのに、さらに批判をして、死者に鞭打つようなまねをしたくはない。

ユダヤ人が学問の世界で優秀であるということはよく言われている。
ノーベル賞を取る人も多い。その理由の一つとして、年配の大学者による若い研修者に対する無償の支援があるといえる。

たとえば、学問分野の後継者となるべき俊英にたいして、本を共著で出して何章かかいてあげたりするのである。

単に弟子の悪口しかいわないような駄目教授と比べものにならない。

私でさえ、そう思うのだから、世界的な学者であった笹井氏であれば、ますますそう思っただろう。うやらましく思ったのではないか。

そして、自分が指導する立場になったら、若い人を何としても応援しようと考えたとしても不思議ではない。

それで、笹井氏はお人よしだった。だから意欲があるように見える若者に騙されたのだと思う。

それに、大発見をする学者だから間違えるのである。

たいしたことない研究者は間違えない。(笑)


もしかしたら、私だったら、騙されなかった可能性がある。

笹井氏は、嘘とごまかしで生きてきた人物に出会ったことがなかったのだろう。

きっと彼は、心が美しすぎたのだ。


このような事件が起きた背景に日本の科学の歴史がまだ浅いということがあると思う。

もしこれが武道であったなら、何か月も偽物がわからないということはないだろう。

これは、武道家が優れているというのではない。それまでの蓄積があるのである。我が国には武道の歴史が長く、歴史的には命がけの勝負をしてきたのである。

武道家にとっては、実力を見抜くのは本質的な問題である。

そして、武道指導者は、意欲のある若者に入れあげて失望することが役目だといえる。(笑)

だから、武道指導者は、たとえしごきやリンチで弟子を殺したり、レイブしたりすることがあっても、弟子が偽物ならわかってしまうわけだ。


これは、科学の世界ではまだ伝統が不十分であるといえる。


さて、小保方氏を理研の研究員の選考のさい、手続きを踏んでいないということが話題になった。

しかし、私が言いたいのは、これで、やり方を杓子定規的なものにするべきではないといことだ。

もちろん、見直すことは必要だが、個人の責任で推薦するということをなくしてはならない。

優れた個人の感性で、何度も失敗しながら進むことだ。形式主義で優れた研究などでるはずがないのだ。



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2014年09月14日

一般に、理系の学生は、数式処理で公式を理解するわけだ。しかしそれがすべてではない。
ある生徒は、図形的な理解ではじめて納得した。
私に言わせると、これは、歴史的には数学者がやってきたことである。
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2014年08月14日

誰もが正しいと思っていたが、まだ証明されていないとした仮説の証明が完了した。

ケプラー予想(1611年)は400年後証明が100%完了したそうだ。
(この仮説は、ユークリッド三次元空間に、球をどのように充填しても、面心立方格子(立体最密充填)よりも充填率が高まらないという。)
提唱者のケプラーは天文学者のヨハネス・ケプラーと同一人物である。

球を空間内に一番多く詰め込むのは、一列目をびっしりつめた上に、そのすきまの上に2列目をびっしりとつめるパチンコの玉を箱につめたような状態である。どう考えてもこれ以上は詰め込めないはずだ。

だから、数学的な証明はできていなかったそうなのだが、化学や結晶学では、当然正しいものとして教科書にも書かれていた。

この仮説の証明は、米ピッツバーグ大学のトマス・ヘールズ教授が1998年に発表した文章で300ページにも及ぶものだ。「フェルマーの最終定理以来の難問が解けた!」と世界中が沸き立ったのだが、間違いチェックがまだ終わっていなかったのだ。

4年後、審査員たちがギブアップしてしまい、なんと、2003年からコンピュータのソフトで間違いがないことを確かめたという。

ヘールズ教授は、「10年若返った気分だよ」と言ったそうだ。

コンピュータのソフトで定理の証明を確かめる時代になってきたというのが驚きである。

きっとこれからは、数学者の思考をコンピュータが助けるようになっていくのだろう。


400年の難問、「ケプラー予想の証明」やっと100%終わる


Announcement of Completion
>We are pleased to announce the completion of the Flyspeck project, which has constructed a formal proof of the Kepler conjecture.

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2014年07月24日

こんなことをいうと歳だといわれそうだが、現在の若者はものすごく恵まれていると思う。

若いうちから様々な経験を積むことがますます容易になってきている。
ネットがあり、とても少ない費用でビジネスを含む様々な活動を始められる。

進路という点で述べてみよう。
弁護士になるには、かつては50倍ぐらいの司法試験に受からなければならなかった。現在でも難しいものだが、それでも20%以上の合格率だ。そしてロースクール(法科大学院)は定員割れのところが多いという状況だ。

医学部も入学定員数は増えている。ほとんどの大学で入試に面接があり、数倍の倍率で落としている。現在の医学部受験の難しさは異常ともいえるが、どこの国でもある程度学力が高い層でないと授業についていけないので、結構難しいはずである。

それに、医学部に理系(さらには文系も)の優秀な学生が集まっているので他の学部は入りやすくなっている。

チャンスはどんどん広がっているのである。


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2014年04月10日

かつて超能力の検証チームには、一流の科学者のほかに当時のトップクラスの手品師が加わった。
STAP論文の検証には、犯罪心理学者をチームに加えるべきである。

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Profile
梶川信夫
学問とビジネスに成功を収めようとして努力している若者を応援しています。

昔も今も、星(スター)を探す科学少年


本名:梶川信夫

1959年生まれ
筑波大学卒業。
筑波大学大学院修士課程環境科学研究科修了
東京都立大学大学院博士課程(生物学専攻)修了 博士(理学)

大学院の終了後は主に中学受験対策を行う学習塾へ就職。その後、
専門学校、家庭教師などを小学生から社会人まで幅広く教えました。

2007年12月より、理系受験専門の個人指導予備校「梶川塾」を経営。


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