2018年03月13日

米朝会談について現時点(2018年3月13日)で思うこと

【米朝会談のシナリオ】
アメリカと北朝鮮の首脳会談が行われるそうだ。状況が不透明だが、いくつかシナリオと影響を与える項目について書いてみたい。(将来考えが変わるかもしれないが、あくまで現時点での感想である)

いくつかの可能性があり、5つのシナリオを示す。

1.不調に終わる。
2.会談は成功し、北朝鮮は核を放棄する。
3.北朝鮮は核を放棄するが、その代わり、米韓同盟は破棄される。
4.北朝鮮の核武装を容認する。ただし、ICBMの配備は認めない。
5.交渉は決裂し、戦争になる。

状況は流動的だが、日本は起こった出来事にたいして対処していくしかないと言える。
私は、結局北朝鮮の核を限定的に認めざるを得ないことになるかもしれないと思っている。


1.不調に終わる。
会談は結局行われないかもしれない。また、行われても物別れに終わり、現状のまま推移するということが考えられる。一番ありそうに思える。

2.会談は成功し、北朝鮮は核を放棄する。
金正恩にとっては日米の圧力に屈した形になる。しかし米国からの攻撃は避けられ、金正恩政権は生き延びることになる。私は、この可能性も少しはあると思う。アラファトも妥協した。ハト派は譲歩できないが、タカ派は反対はを押さえつけることができて和平に応じることがあるのだ。

3.北朝鮮は核を放棄するが、その代わり、米韓同盟は破棄される。
北朝鮮は、米国からの安全保障として沖縄からの撤退も要求するかもしれない。この可能性もわずかだがある。おそらくこれが米国が検討している最大限の譲歩であろう。

4.北朝鮮の核武装を容認する。ただし、ICBMの配備は認めない。
これは、やむを得ぬ場合には、米国が安全なら日韓は核で脅かされても仕方がないという選択もあり得る。

5.交渉は決裂し、戦争になる。
この場合、米国の勝利はほぼ確実だが、大軍による戦争準備には時間がかかる。このため、しばらくは双方とも(特に米国は)交渉で時間稼ぎをする可能性が高い。

シナリオに影響を与えそうな項目を以下に述べる。



1)トランプ大統領は戦争を望んでいない
・トランプは、日本と韓国は自分で自国を守れと言って大統領になったのである。
・女性たちがトランプ大統領を支持したのは、彼がセクハラ親父だったからではない。クリントン(とその支持者たち)が知らなくて、トランプが知っていたことは、米国の下層階級は、本人や家族が戦争に行かされることになるのをとても恐れていたということである。クリントンが大統領になったら戦争になると考えたのである。
・彼自身武力行使より取引での利益を好む実業家である。

2)現在は、日本にとっては真の危機であっても、米国にとっては偽の危機であり、真の危機になるのは将来のことである。
米国の実業界にとっての最善は真の脅威になった即時に北を撃滅することである。日本にとって真の危機であり、アメリカにとってはそうではない期間ができる限り長ければ、それだけ日本を従わせることができ、武器を売ることもできる。そして、北朝鮮がアメリカにとって真の脅威になったらすみやかに撃滅できればベストである。現実はそううまくは行かないだろうが、それに近づけることはできる。

3)中国は長期的見地から、北朝鮮が核武装して日本や韓国、アメリカに対抗していることは国益に沿うと考えているかもしれない。秘密裡に援助しているだろう。

4)戦争になれば、戦中、戦後とも大きな犠牲を払うことになる。朝鮮半島にはそれに値する利益がない。

5)他の諸国の対応も不透明である。
・ロシアは戦争に反対している。
・韓国は埒外にいて戦争をすり抜けたい希望のようだ。
・オーストラリアも関わりたくないようである。
・日本政府の対応も不透明である。
実は何も言っていない。ただし、日本が攻撃されない限り参戦しないことをほのめかしている。(少なくとも米国側からはそうとらえれている)


これらのことを踏まえ、私の考えを述べる。

機,匹離轡淵螢も考えられるが、不調に終わるにせよ、会談がなされるにせよ、結果的に北朝鮮の核を限定的に容認する可能性が高い。

いずれにせよ、状況が流動的である。このような時に、わが国独自の戦略など考えるのはどうかしている。できるわけがない。ひたすら起こった出来事に対処していくしかないだろう。

つまり日本は自力で脅威を排除することもできず、平和へのイニシアチブもできず、ひたすら現実に対処していくしかないであろう。

供\鐐茲砲覆譴弌日本にもミサイルが飛んでくるかもしれない。難民が押し寄せてくるかもしれないし、原発へのテロだって起こらないとは限らない。何万人もの在韓邦人について、帰国させることは困難である。政府は韓国や第三国の助けも借りてなんとかして数百人でも帰国させようとするだろうが、公務員以外の多くは取り残されるのではないか。

掘‘本が核武装することになるかもしれない。わが国の核の傘は破れつつあることを直視した場合である。

検|羚颪蝋餡伴臉覆稜ごを撤廃し、習近平の独裁が続く構えである。一方、日本は公文書書き換えなどでごたごたしている。この際、米国は安倍政権に見切りをつけて、大手を振って中国と組むということを考えるのではないか。

后)鳴鮮が核を放棄する代わりに、北朝鮮の体制存続を認めるという解決は、現時点でベストである。しかしこれには、北朝鮮のおそるべき人権侵害は無視するという人道上の問題がある。

保身のために、いじめを見ても見ぬふりをするのは、いじめに加担しているのと同じだなんて言っている者は、北朝鮮の核の脅威から身を守るためなら、北朝鮮人民の苦しみを見て見ぬふりをしたことについて、子孫に問われるだろう。




xnomb at 14:55政治 | 雑感 
Profile
梶川信夫
学問とビジネスに成功を収めようとして努力している若者を応援しています。

昔も今も、星(スター)を探す科学少年


本名:梶川信夫

1959年生まれ
筑波大学卒業。
筑波大学大学院修士課程環境科学研究科修了
東京都立大学大学院博士課程(生物学専攻)修了 博士(理学)

大学院の終了後は主に中学受験対策を行う学習塾へ就職。その後、
専門学校、家庭教師などを小学生から社会人まで幅広く教えました。

2007年12月より、理系受験専門の個人指導予備校「梶川塾」を経営。


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