2013年09月02日

新課程の高校生物の教科書

ゆとり教育が終わり、現在の高校二年生から、カリキュラムが変わった。

それで、高校の生物の教科書(東京書籍版)を見ると、内容が著しくレベルが上がっている。遺伝や代謝についても詳しいし、バイオテクノロジーとかも書いてあり、社会人が読んでも読みごたえのある内容で面白い。まるで、大学の教科書みたいだ。

だが、逆にいうと、一部の生徒には少し難しすぎるかもしれない。

例えば、新しい教科書では「電子受容体」といった用語がでてくる。
今までは高校では、「酸化剤」というのが普通だった。
というか、高校の理科では生物の代謝について化学の見地からは詳しくやってなかった。

だが、大学のテキストでは、「現在の太陽光は、植物にとって還元力が強すぎる」などと言った記述がでてくる。これは、日陰を好む植物が存在する理由の一つだが、これなど、高校化学で酸化と還元について学んでいないと、文章が意味不明である。

高校の教科書の内容が大学とつながっているのはいいが、それは
内容をきちんと理解しているということが前提だ。

そうでない場合、安直に暗記科目としてすまそうとしてきた生徒にとっては、かえって理解が難しいし、結果として大学へ進学しても、大学の授業がなんだかよくわからないといったことになりかねないように思える。



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